世界の紅茶店 【ダージリン】
世界三大銘茶の一つ、ダージリンと言うとそれ一種類のような気がしてしまうが、実はダージリン地方で作られた紅茶のことで、その茶園は有名なところだけでも38もある。それらは大小、高低の差も含め、不思議なことに同じ一芯二葉で摘まれた生葉が、全て違った風味の紅茶に仕上がってしまうのだ。たとえば味について言えば、パンジェンシーと呼ばれる快い刺激的な渋味を多く含むもの、キャンディをなめた後のような甘い余韻を残すもの、濃厚な強い渋味と、ぐっとくるような重いコクを感じさせるものと、千差万別である。